
1月26日 子宮頸がん予防ワクチンを希望される方へ
子宮頸がん予防ワクチンの接種を希望される方は上記の外来をご予約ください。
がん専門医による詳しい説明およびフォローを致します。
<子宮頸がん予防ワクチンとは>
このたび子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス(グラクソ・スミスクライン株式会社)」が発売になりました。
このワクチンは子宮頸がんを引き起こすウイルス、ヒューマンパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンで、子宮頸がん全体の約60~70%くらいを占めているHPV16型と18型によって引き起こされる子宮頸がんを予防します。
サーバリックスの接種対象は10歳以上の女性に限られますが、例えば20歳でも30歳でも45歳でも接種は可能で何ら問題ありません。
いきなりワクチン接種は致しません。まず、ワクチンについての説明をし、疑問・質問にお答え致します。その上で接種を希望される方については接種可能かどうか判断した上で接種を行います。お気軽にご相談ください。
<子宮頸がんとヒトパピローマウイルス>
子宮の入り口(子宮頸部)にできるがんを子宮頸がんといいます。子宮頸がんの原因のひとつに「ヒトパピローマウイルス」というウイルスが関与していることがわかってきました。このウイルスは性交渉によって子宮頸部に感染することがわかっており、ウイルスを構成するDNA配列の違いにより100以上の型(タイプ)があることが知られています。その中でヒトパピローマウイルス(以下HPVと略します)16型、18型など「子宮頸がんと関連が深い」タイプの型をハイリスクタイプと言います。
いろいろな分類の仕方がありますが、HPV16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68型がハイリスクタイプに属します。
HPVが子宮頸部に感染しても、多くは一過性に消失してしまうので、そう心配されることはありませんが、消失せずに長期間にわたり持続感染しているような例では子宮頸がんに進展する場合があります。ハイリスクタイプの中でも16型や18型は子宮頸がんから多く検出されており、ハイリスクタイプの中でも特に「ハイリスク」と言えます。
<子宮頸がん予防ワクチンについて知っておきたい事>
・今回発売になったワクチンはHPV16 型と18型の感染を予防するワクチンです。
・HPV16・18型は子宮頸がん全体の約60~70%を占めています。
・本ワクチンはHPV16型および18型の持続感染や、これらのウイルスが関与する頸がんの前がん病変の発症をほぼ100%予防します。ただし接種時に既にこれらの型のウイルスに感染している人や既に検診(細胞診)で異常が認められている人については、それらを治すことはできません。
・10歳以上の女性が対象です。
・1回目の接種の後、1ヶ月後、6ヶ月後と全部で3回の接種を行います。接種を受ける場合には3回接種することが大事で、1回あるいは2回では十分な効果を発揮できません。
・成人については原則として子宮頸がん検診を行い、異常がないことを確認後にワクチン接種を致します。
・費用については保険適応がないため自費になります。詳細はご相談ください。
・ワクチン接種を受けても、これで絶対に子宮頸がんにならないというわけではありません。これからもがん検診を受けるようにしましょう。
Q. HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染しているかどうかを知りたい
子宮頸がん検診と同じように、子宮の入り口を綿棒で擦り、細胞を採取して検査します。
結果は約1週間で判明致します。
(1) HPVに感染しているかどうか。感染している場合は子宮頸がんを引き起こすハイリスク型の何型に感染しているかを判定します(保険適用が認められていません:自費負担24,000円)
(2) HPVに感染しているかどうか。感染している場合は子宮頸がんのハイリスク型のグループのいずれかに感染しているかどうかを判定します。①のようにハイリスク型の中の何型か、まではわかりません。 (保険適用が認められていません:自費負担14,000円)
(3) 子宮頸がん検診結果で異常と判定するか正常範囲内と判定するか難しいケースに対してのみ保険適用が認められました。該当するものについては保険適用で②のタイプの検査を致します。
<料金>
1回16,000円 ※3回の接種が必要です。